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笠松ガールズの旅!(エレーヌ・コロニアルペガサス・プティフルリール・ショートエアリー)
今回は、今年から始まったグランダム・ジャパンの第2戦と第3戦についてお伝えいたします。
第2戦は、4月19日に水沢で行われた留守杯日高賞。
第3戦は、4月25日に佐賀で行われたル・プランタン賞。
笠松から参戦したのは、どちらもエレーヌ・コロニアルペガサス・プティフルリール・ショートエアリーの4頭。すべて山中厩舎所属です。
レース内容については、ウェブハロンなどに記載されておりますので割愛させていただいて、ここではその裏話を書かせていただきます。
4頭はいつでも仲良し
まずは水沢から。向こう正面でのこと。エレーヌは地元勢に前も横も塞がれている状態で、筒井騎手は「後ろに下げることも考えた」そうです。でも後ろにも馬がいたため下げることができず、じっとしているほかなかったようです。そんな状況を見ていた吉井騎手は、「ちょっと早いかなぁとも思ったけど、(菅原)勲さんの馬を負かしに行きたかったし、勇介も内で包まれてたから」と、外めからぐんぐん追い上げ3~4コーナーで先頭へ進出。この動きに反応したのが地元勢。特に2番人気だった菅原勲騎手はレース前半はエレーヌをぴったりマーク、向こう正面では外に行かせまいとエレーヌの外側でブロックしておりましたが、コロニアルペガサスの動きを見て「今度はこっちだ」と追いかけにかかったのです。
この動きに助けられたのがエレーヌ。外のブロックがなくなったことで、外に持ち出し進出を開始することができたのです。
かたや、コロニアルペガサスを追いかけたほうの馬はというと、4コーナーをまわった辺りで勝負あり、直線では後ろからやってきたプティフルリールやショートエアリーのほか、地元勢にも負ける惨敗を喫しておりました。
結局、エレーヌは先に抜け出したコロニアルペガサスを並ぶ間もなく抜き去り優勝、コロニアルペガサスが2着、プティフルリールは3着、ショートエアリーも追い上げての4着と、上位独占となりました。
吉井騎手は「勝ちたい気持ちもあったし、早めに抜け出したことで『勝てるかも』と思ったけど、結果的に勇介を援護することになった」と話し、ちょっぴり悔しさをにじませていました。
『もし、エレーヌとコロニアルペガサスが同じレースに出ることになって、どっちか乗りたい方を選べと言われたらどっちを選ぶ?』と吉井騎手に質問をしてみたところ、「エレーヌに乗りたい気持ちはあるけど、コロニアルペガサスに乗ってエレーヌを負かしたい」と気合い十分の返答が返ってきました。「ただ、コロニアルペガサスには1600mは短い。1800、もしくは1900mあたりが一番レースがしやすいかも」との補足付きで。
それから、「リアルマ○バオー」ことプティフルリールについても、騎乗経験のある吉井騎手に聞いてみました。『超』が付くほどのミニミニサイズのプティフルリールですが、掛かりがいい馬だそうで、調教でもなるべくハミを掛けすぎないように注意が必要とのことでした。水沢で騎乗した大原騎手も、レース後「すげーのびた!」とびっくりしていたそうです。344キロの馬体から、どうしてそんなに走れるのか、不思議でなりません。
水沢の実況で「プリティフルリール」と言われ続けた「プティ」フルリール、確かに『プリティ』で、水沢競馬場の皆さんにもモテモテだったそうです(担当・三谷厩務員談)。
「リアルマ○バオー」プティフルリール!
続いて佐賀。水沢から中5日で出走した4頭、エレーヌは8キロ減、コロニアルペガサスは7キロ減、ミニミニサイズのプティフルリールも1キロ減で343キロ、ショートエアリーだけはなぜか3キロ増…。
パドックでは、プティフルリールを見たお客さんから「ヤギみたいで可愛い」との声も上がったとか。
厩舎でも仲良しの4頭、そんな様子を三谷厩務員が激写してくれました。
手前からコロ・エレーヌ・プティ・エアリー
何やらこしょこしょお話し中
「4頭一緒だからまだいいけど、これが1頭だけで遠征ってことになったら、さみしがって大変かも」との言葉通り、馬房から顔を出しては隣の馬となにやら相談するそぶりも見せていました。
ポイントトップのエレーヌ
前髪パッツンのコロニアルペガサス
やっぱりちっちゃいプティフルリール
レース当日には、同じ厩舎の空いている馬房に荒尾の馬が入ってきて、その時はみんなそわそわ落ち着かなかったようです。
そんなこんなで行われたレースは、少々出遅れはしたもののエレーヌが1着、コロニアルペガサスが2着、プティフルリールが3着と馬券圏内すべて笠松勢が独占!ショートエアリーはというと、馬体増が響いたのか?どうかは不明ですがブービー負けを喫してしまいました。
エレーヌが筒井騎手とお話し中
エレーヌの中央戦以外でのすべての手綱をまかされている筒井騎手は、「中央馬相手ではどうかわからないけど、地方馬同士なら負ける気がしない」と同馬への全幅の信頼をよせている様子。「新緑賞の時は、スタートがよくて前めでレースしたけど、基本的には後ろからのほうが競馬がしやすい。それに、早めに抜け出してしまうとソラをつかうので、その点も注意している」とのことで、『直線向いて、どのくらいの差だったら勝てるか』と聞いてみたところ、「3~4馬身差なら十分差し切れると思います」との力強い答えが返ってきました。
今後の予定ですが、今のところ5月4日の兵庫チャンピオンシップにコロニアルペガサスとショートエアリー、5月13日のグランダム・ジャパン第4戦・園田のじぎく賞にエレーヌとプティフルリールが参戦の予定です。
エレーヌがのじぎく賞で勝った場合、グランダム・ジャパンポイントランキングで優位にたつことは間違いないでしょう。また、コロニアルペガサスやプティフルリールも今後の結果如何では逆転の可能性も残しておりますので、みなさんの応援をよろしくお願いします。(2010.4.30 坂本千鶴子)
